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インターンシップ実習報告(2016-09-09)

大町工場の改善王に俺はなる! 表面加工のプロ高見さん 完成品!!

僕達はサワダ精密さんに2週間のインターンに行かせていただきました。1週目は文鎮作成、2週目は気になったところをもう一度という内容でした。
 まず驚いたのは社員の方の挨拶です。こちらが挨拶する前に「おはようございます!」と元気な声で言われました。僕達が想像していた企業のイメージとは異なりました。話を聞くと礼儀には力を入れているとのことでいい意味でほかの会社とは何か違うと感じました。サワダ精密さんが力を入れているのは当たり前だができていない礼儀、挨拶、清掃です。これらができているサワダ精密さんは学生の僕達から見ても際立って見えました。
次に驚いたのは鬼と金棒という考え方です。弱い鬼が大きな金棒を持っても強い鬼が小さい金棒を思ってもダメ、強い鬼が大きな金棒を持つことでより強くなるという例えから、鬼の強さを人の力、金棒を技術として、人の力と技術をともに伸ばしてこそ意味があるという考え方です。ただ漠然と伸ばそうとしているわけでなく整理整頓清掃の頭文字からとった3S活動や改善委員会等で気づきの力を伸ばしたりと人の力を伸ばせる土台作りがしっかりしていると思いました。
 3S活動の大切さは当たり前だとわかりますが、実際3S活動により使いたい工具がスッと出てくる場面を見たり、「この気づきからこの改善案を思いついた」という話を聞いたりすることで今まで漠然と大事だと思っていたことが実際に大事だという場面を見ることでより身に沁みました。また改めて自分の生活を振り返ると当たり前だと思っていたことが意外とできていないとも思いました。凡事徹底という言葉があります。四字熟語になるだけあって意外と実行できていないことが多いのですが、この2週間で凡事徹底の大事さを身をもって学べ、非常に良い経験をさせていただけました。
 僕たちはこのインターンシップに応募することで何か自分の中で社会に出るために必要な何かを得ることができるかもしれないというぼんやりした気持ちで来ていました。様々な実習を重ねるうちに自分の中で変わるものを感じることができました。どのようなものか漠然と分かっているつもりでいた業務が実際に企業で行われている現場を目の当たりにして、学ぶことの重要さを感じ、かけがえのない経験になりました。(兵庫県立大学 工学部 田中 永井)

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